初心者向けって言われるヘルマンリクガメを飼いたいけど、どのくらい大きくなるの?
成体になるまでの期間や、準備するケージの大きさが知りたい!
ヘルマンリクガメは他のリクガメと比較すると「体が丈夫」で「成体の大きさが小さい」ため、多くの書籍で初心者向けと紹介されています。
実際にヘルマンリクガメはヒガシヘルマン・ニシヘルマンともに飼育下では成体になっても20cm前後ですので、マンションなどでも飼育しやすい種類のリクガメです。
ぼくもかめじろうをお迎えする前に「ヘルマンってどのくらい大きくなるの?」「成体になるまでにどのくらい時間がかかるの?」と疑問に思っていました。
ヒガシヘルマンリクガメのかめじろうと生活して4年目になりました。
まったくの初心者だったのでリクガメと名前のつく本はほぼ全て目を通し、特にヘルマンリクガメの知識を身に付けてきました。
この記事ではヘルマンリクガメの成体の大きさや成長速度、90cmケージがおすすめな理由についてお話しています。
この記事を読んでもらうことで「ヘルマンリクガメの成体の大きさや成長速度についてバッチリ分かり、ケージのサイズを決める参考にする」ことができます。
- 飼育下ではヒガシヘルマン=20cm前後、ニシヘルマン=18cm前後が最大の大きさ
- 成体の大きさになるまで4年前後かかる
- 【ヘルマンにおすすめのケージは90×45cm】ベビーから90cmケージでOK
ヘルマンは成体になるまで約4年前後かかり、大きさは18cm前後で成体といえる
ヘルマンリクガメは現在、日本で飼育できるリクガメの中でも成体のサイズが小さいため、初心者向けといわれ人気があります。
ヒガシヘルマンとニシヘルマンの種類によっても異なりますが、温度・湿度・エサなどの環境でも大きさが変わります。
- リクガメの成体の定義には「大きさ」と「性成熟」の要素がある
- 飼育下では成長速度が早く、成体になるのが早い
人間の場合、日本人なら「成人=18歳」と法律で定められているので大人と明確に判断できます。
リクガメは明確な基準はないので「大きさ」と「性成熟」が成体になる要素といえます。
性成熟とは体が繁殖可能になった状態を指し、リクガメの種類や環境によって異なり、同じヘルマンリクガメでも野生よりも飼育下の方が性成熟するまでの期間が短いと言われています。
ヘルマンだけでなく、多くのリクガメは野生よりも飼育下の個体の方がサイズが小さくなることが多いです。
野生下の成体のサイズ
- ヒガシヘルマンはオス=20cm、メス=35cm
- ニシヘルマンはオス=19cm、メス=20cm
しかし飼育下ではヒガシヘルマンは20cm前後、ニシヘルマンは18cm前後で成長が止まることが多いです。
ですので、ヒガシヘルマンは20cm前後、ニシヘルマンは18cm前後の大きさになると成体になったといえます。
ヒガシヘルマンのかめじろうは4才で18cmです。
3才頃から成長は緩やかになってきました。
ヒガシヘルマンのかめじろうの成長速度
ヘルマンリクガメの実際の成長速度が気になる人もいると思います。
参考までに、ヒガシヘルマンのかめじろうの成長記録がこちら。
- 10ヶ月=甲長62.3mm
- 12ヶ月=甲長72.3mm
- 1才6ヶ月=甲長95.7mm
- 2才=甲長116.1mm
- 2才6ヶ月=甲長130.1mm
- 3才=甲長160.0mm
- 3才6ヶ月=甲長170.0mm
- 4才=甲長180.0mm
1〜2才までは成長速度が非常に早くて驚きました!
2才6ヶ月を超えてからは甲長も成長してノギスで計れなくなったので、スマホアプリの「計測」を使用して測定しています。
かめじろうはヒガシヘルマンリクガメのメスなので、成体のサイズは20cm前後なので、大きさ的にはかめじろうは成体になったといえます。
ヘルマンリクガメにおすすめのケージは90cm
ヘルマンリクガメは成体になっても20cm前後と他種と比べるとコンパクトなサイズのリクガメです。
ヘルマンリクガメを飼育する際には90cm×45cmケージがおすすめです!
ベビーの時は小さいケージがいいんじゃない?と思うかもしれませんが、はじめから90cmケージでOKです。
理由はベビーでも2〜3年で大きくなるので、60cmケージを購入してもすぐに90cmケージが必要になるからです。
ヒガシヘルマンをお迎えした知人は60cmケージで飼育していましたが、現在は20cmを超える大きさになっているため、改めて90cmケージを購入したそうです。
ケージも安い買い物ではない上、処分も大変なのではじめから90cmケージを購入するのがおすすめです!
【詳細】90cmケージのフロントドア