ヘルマンリクガメを飼いたいと思うけど何が必要なの?これだけあれば大丈夫っていうのが知りたい!
爬虫類ブームでペットとしてリクガメを飼育している人も多くなっています。
中でもヘルマンリクガメは人気の高いリクガメの一種です。
【この記事を書いているヘルマンじろーについて】
ヒガシヘルマンリクガメのかめじろうと生活して4年目になりました。
まったくの初心者だったのでリクガメと名前のつく本はほぼ全て目を通し、特にヘルマンリクガメの知識を身に付けてきました。
実際に自分で使ってみた感想も踏まえて、情報をシェアできたらと思います!
この記事ではヘルマンリクガメの飼育に絶対に必要な飼育用品について説明していきます。
この記事を見てもらうことで「ヘルマンリクガメを飼育するために必要なものが全て分かり、安心しておうちにお迎えする」ことができます。
- ヘルマンリクガメを飼いたい人
- ヘルマンリクガメを1頭だけお迎えしたい人
- そこまで広い飼育環境が準備できない人
ヘルマンリクガメを飼育する際に絶対に必要なもの
はじめにヘルマンリクガメをお迎えする上で絶対に必要になるものを紹介していきます。
これらがひとつでも欠けると健康にリクガメを飼育することはできません。
ペットを飼育する上で必要なのがケージです。
ズバリ、ヘルマンリクガメにおすすめなのは「エキゾテラのグラステラリウム9045」です。
- 狭すぎず広すぎないサイズ感
- 温度湿度の管理がしやすい
- 観音開きタイプなのでお手入れがラク
- リクガメの写真が綺麗に撮れる
- ケージの見た目もスタイリッシュ
この記事ではこのケージを中心にその他の飼育用品について説明していきます。
ですので同じケージを準備すると「それに合わせて他の物も揃える」だけで簡単にヘルマンリクガメを飼育できる環境が整います。
ヘルマンリクガメはやや乾燥した地域に生息するリクガメです。
おすすめの床材はこちら。
- デザートブレンド
- カルシウムサンド
- パームチップ(ヤシガラ)
- バークチップ
またそれぞれを混ぜ合わせて使用することも可能です。
その中でもおすすめの組み合わせはこちら。
デザートブレンド✖️カルシウムサンド
デザートブレンド4.4kg✖️カルシウムサンド3kgを混ぜるとちょうど良い量になります。
パームチップ✖️バークチップ
パームチップ4kg✖️バークチップ4kgくらいがちょうど良い量です。
どちらも湿度の管理がしやすいヘルマンリクガメに適した床材といえます。
それぞれメリット・デメリットがあるので、お迎えするリクガメの好み、お住まいの地域や季節に合わせて使用しましょう。
実際にどちらも使用した上で、個人的にはデザートブレンドがおすすめです。
床材についての詳細記事
【ヘルマンリクガメの床材】デザートブレンドのメリット・デメリット
【ヘルマンリクガメとウッドチップ】パームチップ(ヤシガラ)・バークチップのメリットとデメリット
ヘルマンリクガメをはじめ、リクガメの飼育にフルスペクトルライトは必須です。
ケージのサイズが90×45×30の場合は紫外線ライトのワット数は26WでOKです。
紫外線についての詳細記事
【ヘルマンリクガメと紫外線】綺麗な甲羅と健康な体のために必須!
変温動物のリクガメが自分で体温調節するために必要となります。
おすすめはこちら。
バスキングライトを使用してホットスポットを設定します。
温度設定についての詳細記事
ヘルマンリクガメは温度27~30℃が最適!保温器具を使って快適な飼育環境を
準備した紫外線ライトやスポットランプを取り付けるために必要です。
以前「このケージにこのスタンドは設置しにくい」という意見を目にした事があります。
実際に使用した感想は「何も問題はない」です。
見た目はこんな感じです。
照射距離も近くてフルスペクトルライト・スポットランプ共にケージ内の環境設定をしやすいです。
サーモスタットとは「設定した温度を超えると自動的にライトをオフにする」ための飼育用品です。
サーモスタットはスポットランプとセットで使用します。
サーモスタットを使用することでホットスポットが熱くなりすぎないように管理できます。
ホットスポットの温度は35℃に設定して使用します。
温度設定の詳細記事
ヘルマンリクガメは温度27~30℃が最適!保温器具を使って快適な飼育環境を
フルスペクトルライト・バスキングライトとセットで使用します。
フルスペクトルライトは日が沈む時間を目安に、バスキングライトは夜間はオフにする必要があります。
コンセントタイマーは毎日自動でライトをオン・オフしてくれるので便利です。
ヘルマンリクガメの飼育には温度・湿度の把握と管理は必須です。
そこでおすすめの温湿度計がこちら。
最大の特徴は24時間内の最大値と最小値がわかるポイント!
留守や睡眠中の温度・湿度まで把握できる優れものです。
温度・湿度の設定について詳細記事
ヘルマンリクガメは温度27~30℃が最適!保温器具を使って快適な飼育環境を
ヘルマンリクガメは湿度40〜60%が最適!霧吹き・換気・床材で湿度管理
リクガメが安心してくつろげるシェルターの準備をしてあげましょう。
成長に合わせてシェルターのサイズを大きくする必要があります。
甲長10cm前後はこのシェルターがベストです。
野菜やリクガメフードなどのエサを入れる器です。
体の大きさに合わせて食べやすい高さのモノを選んであげましょう。
水分補給や排泄促進のために水入れを準備しましょう。
水入れは体全体が入る大きさを選びます。
ケージ内の湿度を上げるために必要です。
少し割高ですができるだけ細かく水を噴出するタイプの霧吹きがおすすめです。
湿度の設定について詳細記事
ヘルマンリクガメは湿度40〜60%が最適!霧吹き・換気・床材で湿度管理
ケージ内の温度を上げるために必要になります。
お住まいの地域によっては使用しなくても大丈夫な場合があります。
かめじろうは冬場も使用せずに元気に過ごしています。
飼育する上であれば良いもの
続いてヘルマンリクガメを飼育する上で「ある方がいいモノ」についてお伝えします。
- リクガメの成長や体調の把握
- 夏や冬のケージ内の環境設定
- リクガメの移動時のケージ
初めはなくてもおうちにお迎えはできますが、必要に応じて準備しましょう。
ノギスで甲羅の大きさを測定することで成長具合を確認できます。
動かないように空ビンの上などに置いて測定をするとお互いに負担が少なく済みます。
計量器で体重を測定して成長具合・健康状態を確認できます。
こちらもサイズが小さいうちはノギスと同じように空ビンなどの上に乗せて測定するのがおすすめです。
大きくなると洗面器などに入れて測定しましょう。
ある程度成長したリクガメでは体重が減る場合もあります。
排泄の前後によって体重が変わるので健康状態の把握に一役買ってくれます。
こちらも甲羅の大きさを測定するために使用します。
ヘルマンリクガメは甲長だけでなく甲高も成長します。
甲高が高くなるとノギスでは測定できなくなります。
甲羅に沿って測定できる「柔らかいタイプのメジャー」でベビーの頃からメジャーで測定すると成長具合を正確に記録できます。
湿度が高い時のケージ内の環境設定時に必要です。
エキゾテラのグラステラリウムは天井部にメッシュの蓋が付属されており、通気性が良いです。
ですので湿度が高くなりすぎて困ることは今のところありません。
それでも湿度が高くなってしまう場合は検討しましょう。
冬にケージ内の温度が下がる場合に使用します。
エキゾテラのグラステラリウム9045ではホットスポット用のバスキングライトを使用することでケージ内全体の温度が上がります。
ですので初めて冬を迎える前に購入したのですが、かめじろうには使用していません。
お住まいの地域によって、必要そうなら冬になる前にリサーチしておきましょう。
リクガメのためにも飼育者のためにもケージを置ける台はある方が好ましいです。
ぼくたちは上から見られるのが苦手だよ。
ケージのお手入れや床材の入れ替えがラクにできます。
2019年にかめじろうをお迎えする時に購入したテレビ台を紹介します。
「WLIVE センターテーブル オーペンラック テレビ台」です。
実際にケージを置いたらこんな感じになります。
しかし現在は取り扱いがないようです。
再販される、もしくは他に適したモノを見つけたら改めてお伝えします!
シェルターの中やホットスポットなど限定的な箇所の温度確認に適しています。
そこまでしなくても…とは思いますが、あれば便利です。
更にリクガメの甲羅に使用することで体温を測る事ができます。
あくまで目安程度ですが、ひとつの指標にはできます。
留守中のケージ内の様子を確認できると安心な上、何か問題があればすぐに気付くことができます。
ヘルマンリクガメはケージ内でひっくり返ってしまうことがあります。
特に1才前後では成体と比べると重心が高いため、ひっくり返るリスクが高いです。
ヘルマンリクガメは自力で起き上がることができません。
ひっくり返る姿勢は肺や内臓などに大きな負担がかかります。
ぼくは留守番中にカメラのでコケてるのを見つけてもらえたよ!
そのおかげで何度か助けてもらえたよ!
最悪の場合、そのまま死んでしまう可能性もあるのでベビーなら準備しておくと安心できます。
動物病院やお散歩に行く場合など、移動する際に必要になります。
小さいうちは100円ショップなどの虫かごでもOKです。
移動の際は中に床材を敷いて使用します。
飼育する前には絶対に知識が必要
どのようなペットでも生態や飼育方法についての知識は必要です。
数あるリクガメ関連の書籍から厳選して、特におすすめを2冊だけご紹介します。
監修:佐藤奈保子氏
発行日:2021年6月25日(初版)
発行者:株式会社メイツユニバーサルコンテンツ
監修の佐藤奈保子氏は2004年に西日本初のリクガメ専門ショップを開設したリクガメのプロです。
- イラストが多くて理解しやすい
- 見開きで1つの項目についてまとめているの見やすい
- 昨年発行の書籍なので情報が新しい
著者:吉田誠医師
発行日:2022年3月15日(初版は2009年)
発行者:株式会社大泉書店
著者の吉田誠医師は30年以上のリクガメ愛好家であり、現役の獣医さんです。
- ボリュームが非常に多い
- リクガメ飼育歴30年の他にない知識を得れる
- 上級者向けの圧倒的な専門性
リクガメの飼育に関する書籍は10冊以上販売されています。
実際に書店に足を運んで手に取り、パラパラと目を通して自分に合った本を購入しましょう。
ヘルマンリクガメ中心の生活を
ヘルマンリクガメの寿命は20〜30年といわれています。
- 自分の年齢
- 自宅の環境
- お住まいの環境
- 転勤などでの引越しが多い
お迎えして一緒に生活するなら、リクガメ中心の生活を送るように心がけましょう。