ヘルマンリクガメにとってデザートブレンドってどうなの?本を読むとあまり良いイメージがないけど実際は?
ヘルマンリクガメを飼育する上で必要になる床材は様々な種類があり、それぞれメリットとデメリットがあります。
ぼくも飼い始めた頃は床材の種類が多すぎてどれを選べばいいか全く分かりませんでした。
そこで今回は毎日のお手入れがラクで、入れ替えが重たくて大変なデザートブレンドのメリットとデメリットについて説明していきます。
【この記事を書いているヘルマンじろーについて】
ヒガシヘルマンリクガメのかめじろうと生活して4年目になりました。
まったくの初心者だったのでリクガメと名前のつく本はほぼ全て目を通し、特にヘルマンリクガメの知識を身に付けてきました。
デザートブレンドを3年以上愛用して感じたことなど、情報をシェアできたらと思います!
この記事ではヘルマンリクガメにデザートブレンドを使うメリット・デメリットについてお伝えします。
この記事を見てもらうことで「ヘルマンリクガメにデザートブレンドが適している事がバッチリ分かり、床材選びの参考にする」ことができます。
まずは結論からお伝えします。
- 野生のヘルマンリクガメはやや乾燥した地域に住み、穴を掘る習性があるので適している。
- 毎日の後片付けがラク
- おしっこやウンチを確認しやすいので体調の変化にいち早く気付ける
- 湿度が低くなると床材が宙に舞うため甲羅や体が砂っぽくなってしまう
- 砂に近いため個体によっては足に力が入りにくい
デザートブレンドはお手入れや健康チェックがしやすい
数多くある床材の1つ「デザートブレンド」は天然のクルミを砕いたものが主流です。
そのため誤って口にしてしまっても健康被害が少ないのが特徴です。
まずはデザートブレンドのメリットについて説明します。
- 砂に近い形状なので穴を掘れる
- 毎日のエサや排泄物のお手入れがラク
- おしっことウンチを確認しやすい
順番に深掘りしていきます。
野生のヘルマンリクガメはよく穴を掘ります。
夏場の暑い時期や冬場の寒い気候など、状況は様々ですが体温調整のために地中に潜ります。
ブリーダーが孵化させたヘルマンリクガメ(CB個体)であっても同様です。
小さい頃のかめじろう🤤❤️
— かめじろう🥰ヘルマンリクガメ🐢 (@hermanni_jiro) July 21, 2022
寝る時はよく潜ってました🥰
やっぱりヘルマンは穴掘りが好きなんやなぁ🥰✨#リクガメ#ヘルマンリクガメ pic.twitter.com/0oqgw1AnCg
ぼくも小さい頃から穴掘りが大好きだよ
もし穴を掘るのが好きな子であるならデザートブレンドは最適です。
飼い主の目線でもデザートブレンドにはメリットがあります。
個人的には毎日のケージ内の掃除が他の床材よりラクです。
ケージの中にある食べ残しや、おしっこやウンチは見つけたら取り除く必要があります。
放置しておくと床材が傷んだり、カビが生える原因となります。
バークチップなど木を原料とした床材と比較するとエサやウンチは掃除用のスコップなどで拾いやすいです。
おしっこは濡れた部分の床剤をまとめて撤去しましょう。
毎日の健康チェックの中でも大事な「おしっことウンチの確認」
デザートブレンドの場合はおしっことウンチを簡単に確認することができます。
バークチップやパームチップの場合、おしっこは尿酸が出ていると分かりやすいです。
しかしウンチは少し目を凝らさないと見つからないことがあります。
特に夏場だとおしっこの量や頻度は脱水症状や熱中症になっていないかの1つの指標になります。
体調の変化に気づくためにもおしっことウンチを確認しやすいのは大きなメリットです。
デザートブレンドは重くて入れ替えが大変、甲羅や体が砂っぽくなる
多くのメリットがあるデザートブレンドですがデメリットもあります。
他の床材と比較するとサイズが小さいため誤飲が多く、体調不良の原因になるといわれています。
しかし実際に目にしたり耳にしたわけではないのでここでは割愛します。
今回は実際にデザートブレンドを3年使ってみて感じたデメリットをお伝えします。
- 甲羅や体が砂っぽくなってしまう
- 入れ替えが重たい
- 床材が柔らかいため足に力が入りにくい
順番に掘り下げて説明していきます。
ヘルマンリクガメはやや乾燥した地域に生息しています。
ですのでホシガメなどのように湿度を過度に上げる必要はありません。
デザートブレンドの場合は湿度を適度に保っていても甲羅や体が砂っぽくなります。
これは湿度が下がりやすい冬場によく見られます。
デザートブレンドの1粒の大きさは約1mmなので、それが原因と考えられます。
我が家では「甲羅が砂っぽくなってきたら温浴のタイミング」とルールを決めています。
床材の入れ替え時期には諸説あります。
- 1ヶ月に1度の頻度で入れ替えましょう
- リクガメにストレスになるのでケージ内の掃除はしすぎないようにしましょう
- 床材の入れ替えは2ヶ月程度に1度で構いません
リクガメ飼育の本を手に取ると様々な意見があります。
そこでデザートブレンドの神畑養魚株式会社は以下のように話しています。
Q:デザートブレンドに交換時期はありますか?
A:デザートブレンドの汚れ具合はご使用環境の影響を大きく受けますので、交換時期はとくに決めておらず、お客様にご判断いただいております。
デザートブレンド・神畑養魚株式会社
我が家では2ヶ月に1度を目安に床材の総入れ替えをしています。
他の床材と比較するとデザートブレンドの入れ替えは少ししんどいです。
砂と変わらない細かいクルミの殻を4〜6kgケージから出す必要があります。
しかし素材がクルミの殻であるため可燃ゴミで捨てれるメリットもあります。
リクガメは床材の種類によっては足に踏ん張りがきかない場合があります。
足に踏ん張りが効かない場合、リクガメは歩行障害をきたす恐れがあります。
特に後ろ足の力が入りにくく、足を擦るように歩くケースは要注意です。
ベランダやリビングで歩いてるから大丈夫!
我が家では時間があるときはベランダやリビングで歩いてもらっています。
ベランダをお散歩中のかめじろう✨
— かめじろう🥰ヘルマンリクガメ🐢 (@hermanni_jiro) July 22, 2022
いいスピード感でフェードアウトしていく😊✨
今日も元気そうで何より🥰#リクガメ#ヘルマンリクガメ pic.twitter.com/1mHJFVlALc
見た感じ歩きにくそうにもせずにスタスタ歩いています。
- 後ろ足を引きずる
- お腹を地面に擦っている
このような場合は床材の種類を検討する必要があるといえます。
おうちのリクガメに適した床材を選択しよう!
床材の種類は豊富で私たち飼育者を悩ませます。
どの床材にもメリットとデメリットがあります。
また同じヘルマンリクガメでもそれぞれ個性があります。
おうちのリクガメちゃんに適していて、お手入れがしやすい床材を選ぶようにしましょう。