ヘルマンリクガメをおうちに迎えたい!エサには何をあげたらいいのかよく分からないから教えてほしい!
リクガメの食性は大きく分けて以下の4つに分類されます。
- 草本食・葉食で動物質をあまり必要としない種類
- 主に植物食だけど果実や花も食べ、動物質も多少食べる種類
- 植物質だけでなく動物質も好む種類
- キノコが主食の種類
ヘルマンリクガメは「①草本食・葉食で動物質をあまり必要としない種類」に含まれます。
そんなヘルマンリクガメにあげるべき代表的なエサは以下の通りです。
- 野菜
- 野草
- リクガメフード
順番に説明していきます。
【この記事を書いているヘルマンじろーについて】
ヒガシヘルマンリクガメのかめじろうと生活して4年目になりました。
まったくの初心者だったのでリクガメと名前のつく本はほぼ全て目を通し、特にヘルマンリクガメの知識を身に付けてきました。
この記事ではヘルマンリクガメのエサになる野菜・野草・リクガメフードのメリットとデメリットについてお伝えします。
この記事を見てもらうことで「ヘルマンリクガメのエサに何が適しているのかバッチリ分かり、元気で健康に育てる」ことができます。
- 主食は野菜!スーパーで手に入る上に栄養バランスがいいが、注意が必要な種類もある。
- 野草はコスパ最強!野菜以上に栄養が高いので積極的にメニューに取り入れたいが、相応の知識が必要!
- リクガメフードは主食はダメ!手軽に入手できる反面、栄養が高すぎるためリクガメが急成長する!
- リクガメの好みや体調に合わせて豊富な種類のエサを与えて健康体を目指そう!
野菜は比較的入手しやすい主食向きのエサ
ヘルマンリクガメを飼育するならエサは主食に野菜を与えることになるでしょう。
野菜はスーパーなどで手に入る上に栄養のバランスが良いものを選ぶことで健康に育てることができます!
- スーパーなどで入手しやすい野菜は重宝する
- 必要な栄養をバランスよく摂取できる
- 「主食にするべき野菜」と「注意が必要な野菜」を見分ける必要がある。
野生のヘルマンリクガメはほとんど植物のみを食べています。
書籍によれば野生だと100種類以上の植物を食べていると記されています。
ヘルマンリクガメには色んな種類の野菜をあげるようにしてあげてください。
リクガメは「嗜好性が高い=グルメ」といわれます。
普段から与える野菜の種類が少ないと「好き嫌い」や「飽き」の原因になります。
スーパーで色んな種類を買える野菜はリクガメにとって優れたエサになります
季節に応じていろんな野菜をあげるようにしましょう。
リクガメのエサにする1つの基準にカルシウムとリンの比率が挙げられます。
ヘルマンリクガメの場合はカルシウムとリンの比率が3〜4:1が理想的です。
主食にする野菜はカルシウムとリンの比率(以下、Ca/P比)を意識するようにしましょう。
✔️小松菜・Ca/P比=3.8
✔️チンゲンサイ・Ca/P比=3.7
✔️葉大根・Ca/P比=2.6
✔️モロヘイヤ・Ca/P比=2.4
いろんな種類の野菜をあげるのが好ましいですが、注意が必要な野菜もあります。
- タンパク質が多い
- 糖度が高い
- 嗜好性が高い
- シュウ酸の量が多い
✔️タンパク質や糖分が多いと肥満の原因になり、慢性的な肥満は病気の元です。
✔️嗜好性が高い野菜は食いつきが良いのですが、与えすぎると他のエサを食べない「偏食」になる可能性もあります。
✔️シュウ酸はカルシウムの吸収を阻害するため、シュウ酸を多く含む野菜は主食には向きません
キャベツ
レタス
オクラ
きゅうり
トマト
しかし副菜として餌のレパートリーを増やすためには与える必要があるので量を調整するようにしましょう。
野菜のメリット・デメリット詳細記事
【ヘルマンリクガメ】エサに野菜がおすすめの理由!デメリットも解説
野草はコスパ最強で栄養満点!積極的にエサとして与えたい!
ヘルマンリクガメにとって野草は最高のご馳走になります!
さらに美味しいだけでなく、栄養も抜群に高いので積極的にエサとして与えたいところです!
- コスパ最高なエサ
- 栄養が抜群に高い!
- 四季折々の種類をあげられる
- 食べていいかどうか判断する必要がある
順番に説明していきます。
リクガメのエサになる野草は、基本的には人にとって必要のない雑草です。
ですので0円で入手できるためコストパフォーマンスは最高です!
リクガメを飼育する上で頭に入れておきたい栄養素はいくつかあります。
- カルシウム(Ca/P比)
- リン(Ca/P比)
- 食物繊維
- タンパク質
- 水分量
上記の栄養素がヘルマンリクガメ向きの野草がいくつか存在します。
それらの野草は小松菜やチンゲンサイよりも栄養が高く、まさにスーパーフードです!
シロツメクサ
ヤブガラシ
オオバコ などなど
ぜひ近くの公園や河川敷で野草採取してみましょう!
野草は季節によって生える種類が異なります。
嗜好性が高いリクガメには色んなエサを与えたいところです。
季節ごとの野草をあげることで「偏食」や「飽き」を防ぐ効果が期待できます。
色んな野草や野菜を与えることでバランス良い食事をしてもらいましょう!
リクガメが食べられる野草は30種類以上あるので、エサのバリエーションを増やすためにも積極的に与えましょう!
野草にはリクガメに適していないものもあり、なかにはリクガメにとって毒になる種類の野草もあります。
スズラン
ヒガンバナ
アジサイ
フクジュソウ
野草を与える前には、ある程度の知識が必要になります。
リクガメの飼育本や、野草の本で勉強することをおすすめします!
野草を与えるメリットとデメリット詳細記事
【ヘルマンリクガメと野草】与える際の注意点とメリット・デメリット
リクガメフードは手軽に買えるが注意も必要
リクガメフードは手軽に準備ができるエサですが、その反面デメリットもいくつかあります。
- ペットショップやネットで気軽に買える
- 保存期間が長く、あると重宝する
- 栄養が高すぎるため過成長に注意
順番に説明していきます。
リクガメフードはペットショップやネットで簡単に入手できる手軽さが大きなメリットです。
スマホでポチるだけで翌日に家に届くので、時間を使いません。
野菜や野草はスーパーに行ったり公園で探したりと手に入れるまでに時間がかかります。
時間がなく忙しい人には便利なエサです。
リクガメフードは2年以上保存することができるので、いざと言う時のためにあると便利です。
野菜・野草は冷蔵庫に入れても1週間から10日程度しか保存できません。
リクガメフードは種類にもよりますが、保存期間は2〜3年です。
うっかりエサを切らした際や、災害などの有事の際に便利ですので1つは常備しておきましょう。
リクガメフードはヘルマンリクガメにとって栄養価が高すぎるので、成長の原因になります。
もともと、リクガメフードはアカアシガメなどの雑食性のリクガメのために作られたとされています。
草本食・葉食で動物質をあまり必要としない種類のヘルマンリクガメにとっては高栄養であると、簡単に想像できますね。
しかし近年では完全草食性のリクガメのためのフードも販売されています。
成長具合や好みに合わせて与えても良いでしょう。